香港のホテルは部屋は全て喫煙?

香港と言うと、なんとなく、煙草のイメージを抱いていると言う人もいるのではないでしょうか。
路地裏で若者が煙草を吸うといった、映画のワンシーンのような印象を持っている人もいるでしょう。
しかし、最近の香港は、大規模な禁煙政策を敷いており、香港は決して喫煙者に優しい地域ではなくなってきています。

香港では、2007年1月1日に、禁煙条例が出されています。
禁止吸煙というのが、香港での「喫煙禁止」という意味の言葉になります。
この文句が掲げられているすべての場所で、喫煙が不可となったのです。
これは、多くの場合、公共スペースに掲げられているものです。
ホールやレストラン、公園、オフィス、映画館など、多くの場所で喫煙が禁止されています。

さて、それでは、公共の場ではない、ホテルのプライベートな部屋の中というのはどうなのでしょうか。
これは、他の多くの国と同じく、香港でも、原則禁止、ただし喫煙可能な部屋であれば可、ということのようです。

とはいえ、法改正に伴って、全室禁煙にしてしまったというホテルなどもあるようです。
一方、事前に「全て禁煙ルームです」と言われていたにも関わらず、実際に行ってみたら、部屋は喫煙か禁煙どちらを希望するかと聞かれた、などという話も聞きます。

何にせよ、絶対にホテルの客室内でも煙草がを吸いたい、と言う人は、事前に喫煙ルームがあるかどうか、また、それを指定して予約が取れるのかどうかを確認しておく必要があるでしょう。

また、もしも喫煙ルームの予約ができなかった場合は、バルコニーなどでも喫煙は禁止です。
ロビーやレストランももちろんで、喫煙ルームがなかった場合、ホテル内ではほぼ喫煙することはできません。
ただし、外などに吸えるスペースがある場合もありますから、こちらもホテルで確認してみると良いでしょう。

香港は、喫煙可能エリア以外での喫煙に非常に厳しい制度をとっています。
罰金も5万円から6万円程度と高額ですし、禁煙ルームで喫煙してしまった場合は模様替え代金なども請求されかねませんから、十分注意してください。
知らなかった、ではすまないのが、香港のホテルでの喫煙なのです。

最近では、日本のホテルでも喫煙ルームと禁煙ルームをわけているところがたくさんありますよね。
香港でも、喫煙に関するマナーが問われ、健康被害をなくそうという取組がなされているのです。
喫煙者が香港へ行く際には、どこで煙草を吸えるのかを調べて、また、自分がどのくらい煙草を我慢できるのか、ということなどをよく考えて、計画的に行きたいものですね。

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