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ベネチア旅行情報

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ベネチアの概要

アドリア海、ベネチア湾上の「ラグーナ(潟)」の上に樫などの木を打ちつけ、その上に造成された街であり、街中を運河が縦横に走る「水の都」として知られる。島内の中央部には逆S字形をした「大運河(カナル・グランデ)」が流れており、島内のあちこちを流れる細い運河と合わせ、ベネチア島内の重要な交通路となっている。また、運河には大小無数のアーチ状の橋がかかり、そこから運河に沿うように、あるいは建物の間を縫うようにして無数の狭い道路が迷路のように張り巡らされている。

本島のすぐ南には、「サン・ジョルジョ・マジョーレ島」や「ジュデッカ島」、南西部にはベネチア国際映画祭が開かれることで有名な「リド島」がある。また、本島の北東部には、島全体が墓地となっている「サン・ミケーレ島」、さらにその東にはガラス工芸で有名な「ムラーノ島」、そこからさらに北東部沖合い(マルコポーロ空港から見て東沖合い)にはレース編み産業で有名な「ブラーノ島」や、ベネチアの歴史上もっとも古い時代に栄えた「トルチェッロ島」がある。

かつては孤島であったベネチアだが、19世紀半ば以降イタリア本土との間に順次鉄道や自動車用道路が引かれ、現在ではイタリア本土と地続きになっている。ただし、本島内での車使用はできない(自転車もだめ。ただし乳母車や車椅子はOK)ので、自家用車や観光バスはリベルタ橋をわたった鉄道駅近くの「ローマ広場」にある駐車場に一旦駐車した上で島内を徒歩か船舶で移動することになる。

車が入れないことと、島内に大小含め無数の運河が発達していることから、主な交通機関は必然的に各自の足か船になる。ベネチアほど日常生活に水が密着した都市というのは世界の他を見回してもおそらくないであろう。路線バスやタクシーはもちろんのこと、警察や消防、荷物の配送やゴミの収集、生鮮食料品の運搬、工事用のクレーンに至るまで全てボート仕様となっている(これだけ徹底していると、何だかお伽の国にいるような錯覚を覚えてくる)。また、水辺が生活の基本であるだけに、運河に面した玄関を持つ建物も多い。

特に冬場から春先にかけて「アクア・アルタ (acqua alta)」と呼ばれる高潮がベネチア湾で起こり、島内でも一番低いところにあるサン・マルコ広場周辺が水没することがある(広場や道路に臨時の渡り廊下が組まれ、そこを人々が通行する光景を写真などで見たことがある人も多いのではなかろうか)。近年では、地球温暖化による海面上昇の影響で、サン・マルコ広場が水没する回数が確実に多くなってきており、さらには水位の上昇による影響で、ゴンドラをはじめとする船舶の航行にも支障が現れてきている。ベネチアにとって地球温暖化による海面上昇の影響は深刻であり、今後、温暖化による海面上昇が加速されることとなれば、将来的にベネチアの街そのものがアドリア海に水没してしまうことも懸念されている。

気をつける

観光客の非常に多い土地ということもあり、スリや置引きなどに対する一般的な注意は必要。
ベネチア国際映画祭などの有名なイベントが終了した後の時間帯には、一時的に水上タクシーが非常につかまりづらくなるときがある(イベントから帰る客が一斉に予約を入れてしまうため)。

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