シンガポールと言えば、近年非常に人気の高いレジャースポットであり、バカンス先ですよね。
しかし、喫煙者の方にとっては、なかなか厳しいお国柄という事実もあります。
シンガポールが喫煙者に厳しい、ということは知っていても、その実態まではよく知らないと言う人も多いでしょう。
実際のところ、シンガポールでは全面的に煙草が吸えないと誤解している人もいるようです。
しかし、シンガポールで喫煙者が優遇されていないというのは確かに事実ですが、全面的に禁煙というわけではないというのも本当です。
実際に、シンガポールの街を歩いてみると、道端やレストランのオープンスペースなどで喫煙している人に出会うこともよくあります。
ただし、煙草のポイ捨てや、喫煙が許可されていないスペースでの喫煙は厳禁です。シンガポールを訪れる際には、必ず携帯灰皿を持って行くようにしましょう。
どちらもれっきとした犯罪行為ですから、十分に気を付けてくださいね。
ホテルも同様で、喫煙ルームが用意されているホテル以外では、部屋での喫煙は禁止です。
基本的に、屋内スペースはどこであっても禁煙、という認識でいれば間違いないでしょう。
ホテルに関しては、自分の部屋であれば、こっそり吸ってしまえばいいだろうと気軽に思ってしまうかもしれませんが、絶対にしてはいけないことです。
下手をすると、罰金だけではなく、壁紙の貼り替え費用等まで請求されますから、喫煙者の方は最初から必ず喫煙室を予約するようにしてくださいね。
また、喫煙可能なホテルと言っても、喫煙できるスペースが決まっているという場合もあるので注意が必要です。
喫煙可能ルームと言って予約しても、喫煙可なのはお部屋の中ではなくバルコニー、などという具合ですね。
こういったルールもきちんと守らなくてはトラブルになりますから、事前によく確認するようにしましょう。
コンラッド・センテニアル・シンガポール・ホテルや、マリーナベイサンズ、マリーナマンダリンなどは喫煙室を用意してくれているホテルなので、調べるのが面倒、という人は利用してみてください。
もちろん、予約時に「喫煙可能なお部屋を」と必ず伝えるようにしてくださいね。
シンガポールの煙草事情は、このように、かなり厳しいものではありますが、きちんと場所とルールを踏まえた上であれば問題ありません。
ただし、煙草はシンガポールでは非常に高価ですし、持ち込むにも高い関税がかかり、持ち込み数に上限も決められています。
我慢できるのであれば我慢するか、本数を減らすようにした方が無難でしょう。